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日本の世帯の9割が加入している「生命保険」

実に、日本の世帯の約9割が加入している生命保険。しかし、なぜ加入しているのか、加入していればそれだけで安心なのか、その意味を理解している人は少ないようです。


日本の世帯の約9割が生命保険に加入

日本は生命保険大国とも言われるほど、多くの方が何らかの生命保険に加入しています。 平成30年度の生命保険文化センターの調べによると、日本の2人以上の世帯の88.7%が生命保険に加入しています。そのうち、民間の生命保険会社への加入が79.1%と最も多く、以下、生協やJA共済などの保険や共済に加入しています。 ただ、前回調査時の全生保の加入率が89.2%と不況を反映してか、わずかではありますが低下となっています。それでも、ほとんどの世帯が生命保険に加入している結果となっています。 また、他の家庭では一体いくら保険料を支払っているのかと疑問に思う人も多いことでしょうが、この調査では、世帯年間払込保険料は平均38.2万円となっています。つまり、各世帯で、毎月平均3万円強の生命保険料を支払っているのです。


総額1,000万円以上の高価な買い物

年間平均38万円も保険料で支出している生命保険ですが、その仕組みはおろか「なぜ保険に加入しているのか」と聞いても、「死んだらお金がもらえるだろ」くらいの認識しか持たない人も実は多くいます。 しかし、仮に毎年38万円としても、それを30歳から60歳までの30年間支払えば、それだけで1,140万円もの金額になるのです。 生命保険への加入は、非常に高価な買い物となることを認識しておいてください。




生命保険はたったの3種類しかない!?

「生命保険」と聞いただけで「難しそう」と思ってしまいますが、実は3つの種類の保険しかありません。すべての生命保険はこの3つの組み合わせでできているのです。


生命保険は3種類で構成されている

複雑そうに思える生命保険ですが、実は3種類の保険の組み合わせで構成されています。その3種類とは、定期保険、終身保険、養老保険で、「満期があるかどうか」「満期時に返戻金があるかどうか」、この2点でその種類を分けることができます。


つまり、

満期があって返戻金がない定期保険
満期というものはないが死亡時には保険金が支払われる終身保険
満期があって返戻金がある養老保険

このように分けられるのです。

ここで言う満期とは、保険の有効期限であり、生命保険は「死んだら保険金がもらえる」と思われている方が多いのですが、正確には、「保険の有効期限内の死亡時に保険金が支払われる」ということになります。




死亡時には必ず保険金が支払われるわけではない

このように、定期保険や養老保険と名のつく保険には満期があり、満期経過後には保険金は支払われないことになります。60歳満期とあれば、厳密には60歳の誕生日の前日までが有効期限であり、1日でも経過すれば保険金は支払われないのです。 生命保険には、加入時から10年とか15年で満期を迎える保険も実に多くあるのです。まずは、ご自身の保険の有効期限をご確認願います。


「誰のために加入する保険なのか」確認しておこう

万一の時に備えて加入する保険ですが、誰もかれもが同じような金額の保険というのも本来おかしな話です。家族構成や家庭事情など、よく考えてみる必要があります。


保険受取人を誰にする?

生命保険には、保険料を支払う契約者、その生命保険の死亡や入院の対象となる被保険者、そして、生命保険金を受け取る受取人、以上3人が登場人物となります。 ただし、それぞれの人物が別々である必要はなく、契約者と被保険者が同一人物である場合が多く、また契約者と受取人が同じということもあります。 ただ、漠然と生命保険に加入するのではなく、誰のために、どのくらいのお金を残しておくのかを考えておきましょう。


子どもの数によって必要額は変わる

生命保険は誰もが同じような保険に加入しています。職場などで生命保険の勧誘を受けた場合、独身者でも、子どもが1人いる世帯でも、子どもが4人以上いる世帯でも同様に、死亡保障額が3~5,000万円の保険に加入しているなんてことも珍しくありません。 しかし、厳密に言うと、これはおかしな話です。 なぜなら、子ども1人の場合と4人とでは、子育ての費用に差があるのは当然です。ましてや独身者においてはなおさらです。なのに、みな同じような保険というのは疑問を感じます。 必要とする額に応じた保険を、オーダーメイドで作ることが主流となっています。




「上がる・下がる・捨てる」生命保険は見直し対象!

ムリ・ムラ・ムダをチェックし該当する人は、次に、加入している保険が「上がる・下がる・捨てる」かどうかを保険証券でチェックします。該当者は見直しが必要です。


「上がる・下がる・捨てる」タイプの生命保険とは?

先の項で「ムリ・ムラ・ムダ」に該当した人は、この次の段階の「上がる・下がる・捨てる」に進み、生命保険見直しモードを加速させて頂きたいと思います。 まずは「上がる」ですが、これは将来、保険料が「上がる」かどうか、つまり、定期保険で更新時に保険料が上がるタイプなのかどうかです。 雇用不安が叫ばれるご時世で、将来に保険料の負担が増大することは避けるべきでしょう。 次に、「下がる」ですが、これは保障額が一気に「下がる」ことを意味します。 生命保険加入者の多くは定期付終身保険に加入していますが、その定期付終身保険だと、高額の保障がある定期保険が満期を迎えると、その保障ではなくなり、結果、終身保険のみの保障金額まで一気に下がることになります。保障が一気に下がってしまうと、当然不安に思うはずで、これも見直すべきです。 そして、「捨てる」ですが、これは毎月支払う保険料を、必要以上に捨てていないかということです。 こちらも、相互扶助の精神で成り立っている保険の性質上、掛け捨てとなることは仕方がありません。 要は、必要以上に掛け捨てしていると損なのです。


保険証券をチェックしてみる

これら「上がる・下がる・捨てる」は保険証券をみればチェックできます。 「思い立ったが吉日」ではありませんが、見直しを悩んでいる間も掛け捨ては進行形であるので、早く見直し行動を起こすようにしましょう。